- わんまいるの添加物が気になる…
- 他の宅食と比べてどう?
- コンビニやスーパーの惣菜と比べてどう?
栄養バランスがよく、味に定評がある宅食サービスわんまいる、気になっている方は多いのではないでしょうか?
ただ、「宅食に興味はあるけど、体にいいのか気になる」と思っている方もいるかもしれませんね。
私は2020年から宅食を利用し始めたのですが、その間、いくつもの宅食サービスを実際に試してきました。
ですから、他の宅食と比べて、客観的にわんまいるを評価することができるかと思います。
また、私はわんまいるを注文したこともあるので、実際に使われている添加物の量がどうなのか、比較していきたいと思います。
この記事を読めば、「わんまいるの添加物」についての疑問が解消されるはずです。
わんまいるは、全メニュー国産食材100%でつくられており、調理工程での合成保存料・着色料・香料は不使用です。
当然、コンビニやスーパーの惣菜、市販の冷凍食品と比べて添加物の量は少ないです。
また、数ある宅食の中でも、合成保存料・着色料を使わないのはとても珍しく、実際比較しても少ないです。
毎日の料理を時短したい、でも食材や添加物に気を使う人にはぴったりの宅食だと思います。
わんまいるは保存料・着色料・香料が無添加
わんまいるでは調理過程において、合成保存料・着色料・香料を使っていません。
そのため、数あるサービスの中でも、添加物が少ない宅食になります。
なぜわんまいるは他と違い、保存料や着色料を使わずに済むのかというと、理由はその調理方法にあります。
通常、宅食冷凍弁当は、調理と盛り付けのあとに冷凍するため、添加物の使用が必要になります。
しかし、わんまいるは一品ずつ真空パックで個包装したのち急速冷凍するため、添加物を使わずに済むのです。
また、この真空パック冷凍は、料理が冷気に直接触れないため、鮮度劣化を抑えるのにも効果的です。
こうして、食材の自然な色味であったり、新鮮さが保たれているのですね。
もちろん、添加物を使わないようにするこれらの工夫は、解凍後も作り立てのおいしさを再現できるというメリットも生み出しています。
添加物不使用であることから味には手作り感があり、健康に気をつかう方や、子どもさんがいるご家庭には特におすすめです。
添加物があるとすれば、ごく一部の食材やソースだけ
わんまいるは調理工程では添加物を使用していませんから、無添加のミールキットになります。
しかし、調理に使う食材のごく一部に添加物が使われていることはあります。
ですから、出来上がった料理に全く添加物が使われていないというわけではありません。
例えば料理によっては、稀にチーズやハム、豆腐などが使われることがありますが、そこに添加物が含まれていることがあります。また、使われる一部のソースの成分に添加物が含まれることもあるでしょう。
しかし、かばうわけではないですが、日常で私たちが料理をするときも、完全に無添加にすることは難しいでしょう。
チーズやハムなどの加工食品を使う料理はまず無理ですし、どの豆腐やこんにゃくにも添加物は使われています。普通のスーパーでは、無添加の加工食品はほとんど手に入りませんよね。
また、あらゆるソースや調味料には添加物が含まれています。ドレッシング、マヨネーズ、トマトソース、マスタード、オイスターソースなど、全部を手作りするという方はいないですよね。
それに、そこまで家事や料理に時間をかけられる人は、そもそも宅食を検討していないですよね。
家事に時間がとれなかったり、もっと自由な時間、家族と過ごす時間を作りたいから宅食を探している方がほとんどだと思います。
一方で、わんまいるには完全無添加の料理もありますから、個人的には、家庭で料理するよりも添加物の量は少なくなるのではないかと思っています。
ちなみに、どの料理にどの添加物が使われているかは、公式サイトですべて公開されています。
気になる方は一度見てみてはいかがでしょうか?
正直、ここまで透明性の高いサービスも珍しいです。食材や安全性に自信があることが伺えますね。
わんまいるの添加物を他の宅食と比べてみた
わんまいるの公式サイトでは、提供しているメニューで使われている添加物を公開しています。
ここでは、いくつかの宅食からランダムにメニューを取り上げ、使われている添加物を比較していきましょう。
ちなみに、人気の宅食である以下のサービスでは、公式サイトにて原材料リストが確認できませんでした。
- ワタミの宅食
- ヨシケイ
- 三ツ星ファーム
- コープデリ
- ウェルネスダイニング
- セブンミール
- まごころケア食
それでは、添加物には青色の下線で印をつけながら説明していきます。
わんまいるの添加物を検証
まずはわんまいるの定期便で実際に送られてくるメニューをみていきましょう。
国産牛肉の肉豆腐セット
全メニュー栄養士監修
国産牛肉の肉豆腐
焼き豆腐(国内製造)、白菜、ごぼう、たまねぎ(淡路島産)、人参、牛肉(国産)、醤油、本みりん、砂糖/加工でん粉、豆腐用凝固剤
かぼちゃとしめじの煮物
かぼちゃ(国産)、しめじ(国産)、しょうゆ、砂糖、醸造調味料、風味調味料/調味料(アミノ酸等)
味付け山芋とろろ
大和芋(国産)、しょうゆ(国内製造)、砂糖(国内製造)、本みりん、鰹エキス、食塩、昆布エキス、乾燥椎茸/調味料(アミノ酸等)
まず、国産牛肉の肉豆腐では、加工でん粉が使われています。こちらは、片栗粉や小麦粉など、でん粉を含んだ料理に使われることのある添加物です。食感をよくするために使われているようです*1。
また、豆腐用凝固剤は添加物ですが、これなしでは豆腐は作れませんので必要不可欠の添加物ですね*2。スーパーなどで手に入る豆腐にも使われています。にがりのように、海水やでん粉などに含まれる成分でつくられます*3。
アミノ酸は、かつお節やこんぶなどに含まれるうま味成分を加えるための添加物です。調味料や既製品のソースなどに含まれていますね。
2品目もみていきましょう。
日南どりのからあげセット
全メニュー栄養士監修
日南どりのからあげ
鶏肉(国産)、揚げ油(植物油脂)、でん粉、たれ(しょうゆ、発酵調味料、食塩、しょうが、にんにく、こしょう)/調味料(アミノ酸)、増粘剤(キサンタンガム)
茄子、人参、こんにゃくの味噌炒め
茄子(国産)、こんにゃく(岐阜県製造)、人参(国産)、味噌調味料、清酒、ごま油/調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工デンプン、増粘多糖類)、着色料(カラメル)、水酸化カルシウム
ほうれん草ともやしのナムル
もやし(国産)、ぶなしめじ(国産)、ほうれん草(国産)、ごま油、しょうゆ、がらスープ(食塩、デキストリン、チキンエキス、食用油脂、野菜エキス、たん白加水分解物、香辛料、酵母エキス)、こしょう/調味料(アミノ酸等)、pH調整剤
キサンタンガムは、とろみを出すために使われる天然の食品添加物です。ソースやタレに使われることが多いです*4。
カラメルも、ソースやタレに使われることの多い着色料ですね。
水酸化ナトリウムは、こんにゃくを凝固させるために使用されています。ほぼ必要不可欠で、スーパーにあるもののほとんどに使われているはずです。
pH調整剤は、食品の変色を防いだり、保存性を高めたりする目的で使われます*5。
ちなみに、デキストリン、たん白加水分解物、酵母エキスなど、聞きなれない言葉かもしれませんが、これらは添加物ではなく食品です。
いかがでしょうか?
添加物は含まれていますが、めちゃくちゃにてんこ盛りというわけではないですよね。
ここからは、他の宅食サービスと比べてみたいと思います!
noshの添加物を検証
宅食で人気のあるnoshのメニューをみていきましょう。
チリハンバーグステーキ
すべて糖質30g以下
チリハンバーグステーキ
ハンバーグ{牛肉、たまねぎ、パン粉、その他}(国内製造)、チリソース、ブロッコリー]、そら豆のポテトサラダ(ゆでじゃがいも、そらまめ、マヨネーズ)、彩り野菜(にんじん、パプリカ、植物油、粉末調味料)、なすのバジルソース(揚げなす、たまねぎ、バジルソース)/調味料(アミノ酸等)、乳化剤、pH調整剤、着色料(カロチノイド、炭末)、香辛料抽出物、増粘多糖類、甘味料(スクラロース)、香料
旨み成分を抽出したアミノ酸、保存性を高めるpH調整剤、食感をよくする増粘多糖類はわんまいると同様に入っていますね。
乳化剤は、水と油をうまく混ぜ合わせる働きをするものとして添加されています。ケーキやマヨネーズなどに入っています*6。
香辛料抽出物は、香辛料から香辛味を含む成分を人工的に抽出したものになるので、添加物になります*7。
さらに、人工甘味料としてスクラロースが使われている他、着色料や香料も使われていますね。
続いて2品目もみていきましょう。
にんにく醤油から揚げ
すべて糖質30g以下
にんにく醤油から揚げ
鶏肉(タイ産)、キャベツ、片栗粉、植物油、から揚げのたれ、おろしにんにく、おろししょうが、香辛料]、蓮根きんぴら(れんこん水煮、大豆加工品、醤油だれ、香辛料)、じゃこピーマン(ピーマン、パプリカ、しらす干し、だしつゆ)、なすのおろし生姜(揚げなす、おろしだれ、おろししょうが)/甘味料(スクラロース)、調味料(アミノ酸等)、酒精、増粘剤(加工デンプン、キサンタン)、pH調整剤、カラメル色素、酸化防止剤(V.C)、漂白剤(次亜硫酸Na)
先ほどと同様に、人工甘味料、うまみ成分を加えるためのアミノ酸、食感をよくする増粘剤、保存性を高めるためのpH調整剤が含まれていますね。
さらに、変色や風味の劣化を防ぐため、酸化防止剤(V.C)が使われています*8。
次亜硫酸Naは、酸化防止、変色防止、保存、防かびなどのために使われる添加物のようです。かんぴょう、乾燥果実、水あめ、煮豆、えびなどに使われることがあります*9。
ちなみに酒精は発酵アルコールのことです。味噌、魚介類の加工品や麺類、お菓子などに使われていうようです*10。
わんまいるのメニューに含まれている添加物と比較していかがでしょうか?
noshと比べて、わんまいるの方が使われている添加物の種類が少ないことが分かったかと思います。
なぜこのようなことができるかというと、わんまいるでは、真空パックしてから冷凍するため、料理に冷気が直接触れず、鮮度劣化を可能な限り抑えるような工夫がされているんですね。
こうした調理技術へのこだわりによって調理工程を無添加にすることができ、結果として使われる添加物の量を少なくすることができるようです。
noshについて、もっと知りたいという方はこちらをご覧ください。
食宅便の添加物を検証
続いて、食宅便のメニューをみていきましょう。
鶏肉と野菜の甘酢あん
炊き合わせ、蓮根の胡麻風味、小松菜と油揚げのお浸し、カニかま入り卵炒め
鶏肉、小松菜、れんこん水煮、玉ねぎ、こんにゃく、本みりん、濃口醤油、じゃがいも、なたね油、素揚げなす、ごぼう、炒り卵、赤ピーマン、人参、上白糖、サヤインゲン、緑ピーマン、清酒、油揚げ、三温糖、スクランブルエッグ、かに風味かまぼこ、米黒酢、カツオ・昆布だし、はちみつ、乾燥しいたけ、顆粒和風だし、食塩、おろししょうが、煎り白ごま、和風調味液、粉末調味料、七味唐辛子/加工デンプン、糊料(加工デンプン、増粘多糖類)、調味料(アミノ酸等)、水酸化Ca、炭酸Ca、酒精、ピロリン酸Na、pH調整剤、酸味料、酸化防止剤(V.C)、着色料(カロチノイド、紅麹、ラック)、漂白剤(亜硫酸塩)、香料
加工でんぷんや糊料はとろみをつけるための添加物です。
アミノ酸は、うまみ成分を加えるために使われます。
水酸化Caはこんにゃくの凝固剤として使われています。
炭酸Caは食感をよくするために使われる添加物です。
酒精はアルコールで、添加物としての表記が義務付けられています。
ピロリン酸Naは乳化剤として、水と油を混ぜやすくするために用いられます。
pH調整剤は保存性を高めるために使われ、酸化防止剤(V.C)や亜硫酸塩は変色や風味の劣化を防ぐために使われています。
加えて、酸味料、着色料、香料も使われていますね。
やはり食宅便と比べても、わんまいるの方が添加物の種類は少ないですよね。
Muscle Deli(マッスルデリ)の添加物を検証
マッスルデリはダイエットやボディメイクに取り組む人にぴったりな食事を提供する宅食サービスです。
わんまいると同じく健康志向の宅食ですが、添加物についてはどうなのでしょうか?
豚もも肉のデミトマトソースセット
高タンパク・低カロリー
豚ももにくのデミトマトソース、玄米ご飯、鶏肉とほうれん草のソテー/鶏肉とチンゲン菜のソテー
豚肉(アメリカ産)、チンゲン菜、鶏むね挽肉、玉ねぎ、玄米(国産)、トマトピューレ、デミグラスソース、マッシュルーム、グリーンピース、オニオンソテー、オリーブ油、ゼラチン、食塩、こしょう/増粘剤(加工デンプン)、カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、乳化剤、酸化防止剤(V.C)、pH調整剤、香料
ゼラチンは加工や保存のために使用される添加物のひとつです。
増粘剤は食感をよくするために使われ、酸化防止剤、ph調整剤は保存性を高め、変色を防ぐためなどに用いられます。
乳化剤は水と油を混ぜやすくするために使われます。
その他、着色料や香料も使われていますね。
noshや食宅便ほどではないですが、マッスルデリも添加物が使われていますね。
こちらも、わんまいるの方が添加物の種類が少ないです。
【検証結果】わんまいるの添加物は他と比べてかなり少ない
ここまで、わんまいると他の宅食サービスとで添加物を比較してきました。
比較した結果、使われている添加物の数は、わんまいるが最も少ないことがわかりました。
比較した宅食 | 一食分の添加物の種類 |
---|---|
わんまいる | 4.5(平均) |
nosh | 8(平均) |
食宅便 | 13 |
マッスルデリ | 8 |
わんまいるは、出来立てを急速冷凍することによって、鮮度を保っています。
また、真空パックしてから冷凍することで、料理に冷気が直接触れず、鮮度劣化を可能な限り抑える工夫がされています。
このような冷凍技術へのこだわりや、真空圧力調理によって、調理工程を無添加にすることができるのです。
結果として、保存料を使わなくても鮮度が長く保たれ、着色料を使わなくても色合いがよく、香料を使わなくても香り高い料理を家庭で楽しむことができるようになっています。
あとがき:宅食と添加物の関係について
宅食サービスを検討するときに添加物を気にすることはいいことだと思います。
わんまいるのように無添加調理がされたミールキットは、そのような方におすすめしたいです。
しかし、完全無添加となると、宅食の利用は難しくなってきます。
ですから、家事の時短にどれくらい取り組みたいか、健康にどれくらい気をつけたいかで判断することになりそうですね。
また、添加物といっても、食品に使われているものは国のテストを受け、安全性が保証されたものですから、過敏になりすぎないことも大切です。
私たちが添加物に対してネガティブな印象を持っている理由は、一部の添加物が健康に悪影響を与える可能性があるという報道があったことによるものでしょう。
しかし、全ての添加物が健康に悪影響を与えるわけではありません。多くの添加物は、食品の品質、安全性、おいしさを向上させるために使用されています。
例えば、ビタミンCは添加物の一種ですが、食品中の酸化を防ぎ、栄養素を保護する役割を果たします。また、保存料は食品の腐敗を防ぎ、食中毒を予防するために使用されています。
また、私たちが宅食を利用して家事を楽にするのも、添加物による保存期間の延長があってのことですよね。
もちろん、日々の生活で、できる限り添加物を取らないという工夫は必要です。
しかし、添加物が必ずしも悪いものではないことを理解することも重要だと思います。
使う量が制限され、安全性が確立された添加物の使用は、食品の品質、安全性、おいしさを向上させるために有用であることも忘れてはなりません。
もう一度、宅食の利用目的を見直して、納得した上で自分にぴったりのサービスに出会えることを願っています。
私たちもこのブログを通して、精一杯そのお手伝いをしていきたいと思います!
わんまいるの値段やメニュー、メリット・デメリットなどを知りたいという方はこちらの記事を参考にしてみてください!
よくある質問
わんまいるは添加物が多め?
わんまいるの添加物の種類は、他の宅食サービスと比べて少なめです。
実際に、本記事では10の宅食サービスと比較しましたが、使われている添加物の種類は約半分であることがわかりました。
わんまいるは無添加?
わんまいるは無添加調理がされたミールキットです。
調理工程では添加物が使用されていません。
しかし、一部の食材や調味料に添加物が使用されていることがあります。
参考リンク
- https://www.alic.go.jp/joho-s/joho07_002286.html
- http://www.zentoren.jp/dish/additive.html
- https://www.yoshimori-tonyu.com/650/
- https://www.kimica.jp/products/xanthangum/
- https://goods.jccu.coop/inquiry/faq/2016/11/post-226.html
- https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/shokuhin/shokuten/nyukazai.html
- https://www.asama-chemical.co.jp/TENKAB/YUKAWA14.HTM
- https://www.mrso.jp/colorda/lab/3450/
- https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/shokuhin/shokuten/hyohakuzai.html
- https://taberugo.net/1139